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小説「星を継ぐ者」
- 1 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:38
- 過去ログ。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=morning&key=960213593&st=1&to=33
- 2 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:39
-
- 3 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:40
-
- 4 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:40
- 「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
- 5 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:44
- 「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
- 6 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:45
- ロケン郎のアホー!
- 7 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:46
- ひさびさの更新に期待下げ
- 8 名前: ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:46
- 市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
: ロケン郎 投稿日: 2000/07/08(土) 04:40
「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
- 9 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:47
- 5 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/07/08(土) 04:44
「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
6 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/07/08(土) 04:45
ロケン郎のアホー!
7 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/07/08(土) 04:46
ひさびさの更新に
- 10 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:49
-
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
5 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/07/08(土) 04:44
「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
6 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/07/08(土) 04:45
ロケン郎のア
===============完===============
- 11 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:50
- 胡麻は炒って良し!
http://mentai.2ch.net/food/index2.html
- 12 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:51
- 「でも似てるよね、やっぱ」
そう続けた矢口に、市井は不審気な表情になる。
「なにがよ」
「二人」
矢口は市井と石川を指さした。
「前も言ったけどさぁ、石川って入ったばっかのときの紗耶香に似てるわ。ホント」
「え。そうなんですか?」
「えー。そかなー…だいぶ違うと思うけど」
「似てる! 似てるって絶対。こないだのオフんとき昔のビデオとか整理してたんだけど、マジで似てたって」
「せっかくのオフにずいぶん暇なことやってるねー…」
「いいじゃんよ別に。オフになにしてたってさ!」
そのままわいわいとじゃれあう二人をよそに、石川は額を押さえた。
──似てる?
自分と加入したての市井さんが?
なんだろう──ものすごくひっかかる……
- 13 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:53
- 「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
- 14 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:55
- う、うわ。びっくりした。二重カキコ申し訳ないです。板の調子おかしいのかな。
- 15 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:55
- 荒らしがうざいのでさげ
- 16 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 04:56
- 二人をよそに、石川は額を押さえた。
──似てる?
自分と加入したての市井さんが?
なんだろう──ものすごくひっかかる……
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
そう続けた矢口に、市井は不審気な表情になる。
「なにがよ」
「二人」
矢口は市井と石川を指さした。
「前も言ったけどさぁ、石川って入ったばっかのときの紗耶香に似てるわ。ホント」
「え。そうなんですか?」
「えー。そかなー…だいぶ違うと思うけど」
「似てる! 似てるって絶対。こないだのオフんとき昔のビデオとか整理してたんだけど、マジで似てたって」
- 17 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 04:58
- なんだろう──ものすごくひっかかる……
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと石川を指さした。
「前も言ったけどさぁ、石川って入ったばっかのときの紗耶香に似てるわ。ホント」
「え。そうなんですか?」
「えー。そかなー…だいぶ違うと思うけど」
「似てる! 似てるって絶対。こないだのオフんとき昔のビデオとか整理してたんだけど、マジで似てたって」
「せっかくのオフにずいぶん暇なことやってるねー…」
「いいじゃんよ別に。オフになにしてたってさ!」
- 18 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:02
- go
http://fire7.hypermart.net/mei/index.html
http://www.musume2ch.f2s.com/up/upload.cgi
- 19 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 05:02
- この時間にこのスレだけ荒らされるというのもなかなか複雑ですね。
また別の時間に読みやすいように仕切直しますんで、今宵はこれにて失礼。
- 20 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:02
- go
http://fire7.hypermart.net/mei/index.html
http://www.musume2ch.f2s.com/up/upload.cgi
- 21 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:02
- go
http://fire7.hypermart.net/mei/index.html
http://www.musume2ch.f2s.com/up/upload.cgi
- 22 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:05
- あらら、続きがんばってね・・・
- 23 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:07
- 「え。そうなんですか?」
「えー。そかなー…だいぶ違うと思うけど」
「似てる! 似てるって絶対。こないだのオフんとき昔のビデオとか整理してたんだけど、マジで似てたって」
「せっかくのオフにずいぶん暇なことやってるねー…」
「いいじゃんよ別に。オフになにしてたってさ!」18 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/07/08(土) 05:02
go
http://fire7.hypermart.net/mei/index.html
http://www.musume2ch.f2s.com/up/upload.cgi
19 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/07/08(土) 05:02
この時間にこのスレだけ荒らされるというのもなかなか複雑ですね。
また別の時間に読みやすいように仕切直しますんで、今宵はこれにて失礼。
20 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2000/07/08(土) 05:02
go
http://fire7.hypermart.net/mei/index.html
http://www.musume2ch.f2s.com/up/upload.cgi
- 24 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 05:13
- ま、いっか。気にせずにやります。進行中はかなり読みにくいかと思いますが、
あとでログは整理して張り直しますんで。
コピペをされるだけではよくわからないので、お差し支えなければ日本語で理由
などを聞かせて頂ければ、いろいろと考慮させて頂きたく思います。
- 25 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:20
- わかると思うが
- 26 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 05:21
- すみません。僕頭はかなり悪いほうなんで、できれば説明を望みたいところです。
- 27 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 05:21
- なんか、どうしても小説スレをfire7さんの所に追いやりたい
みたいだね。
わざわざageて攻撃するくらいなら、同じような糞スレ乱立とか
娘。と無関係のスレとかを何とかする手段考えろよ。
- 28 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 05:37
- fire7さんのサイトにはあまり行ってないんで、参加しづらいんですよね。
目障りにならないようsageて書きますが、ご意見のあるときはどうか遠慮なく書き込んでください。
- 29 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 07:08
- がんばってください。
わるいね、こんなことしか書けんで。
- 30 名前:某スレの156 投稿日:2000/07/08(土) 10:35
- おっ、復活してますね。
読みにくいですけど、期待しています。
- 31 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 10:36
- sageでやれば、別にここでやっても良いんじゃないの?
見つからなくなると残念だが・・・・
- 32 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 13:49
- わけわかんないので最初から張り直します。下から読んでください。
- 33 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 13:50
- 「そういえば……後藤さんと市井さんて仲いいんですよね?」
ふと思いついて石川は、市井に訊いてみた。
「ん? 仲いいよ」
サクッと答えてから市井はへへっと苦笑いした。
「なんてね、思ってんのはアタシだけかもしんないけどさ。後藤はねえ、矢口とかなっちとかのが仲いいよ。ね?」
市井は背後を振り返る。ソファに腰掛けたままの矢口はきょとんとする。
「ほあ? なによ」
「後藤と仲いいよねえって。矢口」
市井の言葉に、矢口は寄り目になって考えた。
「んー、いいよ。うん、仲良しだよ」
「そうなんですか?」
ちょっと意外だった。ASAYANで見る限り、後藤に一番近いのは、そう──思えば市井だった。なにかが心のなかでひっかかった。
- 34 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/08(土) 13:51
- 「でも似てるよね、やっぱ」
そう続けた矢口に、市井は不審気な表情になる。
「なにがよ」
「二人」
矢口は市井と石川を指さした。
「前も言ったけどさぁ、石川って入ったばっかのときの紗耶香に似てるわ。ホント」
「え。そうなんですか?」
「えー。そかなー…だいぶ違うと思うけど」
「似てる! 似てるって絶対。こないだのオフんとき昔のビデオとか整理してたんだけど、マジで似てたって」
「せっかくのオフにずいぶん暇なことやってるねー…」
「いいじゃんよ別に。オフになにしてたってさ!」
そのままわいわいとじゃれあう二人をよそに、石川は額を押さえた。
──似てる?
自分と加入したての市井さんが?
なんだろう──ものすごくひっかかる……
- 35 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/08(土) 13:54
- おお、楽しみにしています。がんばって。
- 36 名前:log0076 投稿日:2000/07/09(日) 02:01
- 嬉しいなあ。長い目で見てますから。終わらせてください、今度こそ。
- 37 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/09(日) 08:28
-
──結構、皮膚丈夫だね。……さんはすぐ痕になったのに
ザラッとした言葉が脳裏に甦る。
あの言葉は“市井”さんって言っていたのかもしれない。
どうしよう。聞いてみようか?
ここで? 矢口も吉澤もいる、ここで? ──できない。
「どうしたのさ? 顔真っ青だよ?」
ふいに声を掛けられて、石川はびくっと身を強ばらせた。振り返ると──後藤がいた。
「え……なんで……」
「あんまり遅いからさ、どうしたのかと思って。喉乾いちゃった。貰っていい?」
後藤は石川の手から烏龍茶を奪うと、プルタブを開けて口をつけた。
あの唇が──
石川は目を伏せた。誰のものと触れあったんだろう?
そんなの、別に誰のでも関係ないけど……石川は割り切れない自分の気持ちに混乱した。
- 38 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/09(日) 15:27
- 「はーっ、おちついたあ。ありがとねー」
一気に半分ほども飲み干して、後藤は烏龍茶を石川に返した。
飲みかけの缶を渡されても──石川は戸惑う。両手が塞がってしまうではないか。
それから後藤は、今はじめて気が付いたというように三人を見た。
「あ、まりっぺに市井ちゃんにヨッシーだぁ。どーしたのー?」
「どーしたもこーしたも……」
市井は複雑そうな表情で石川と後藤を見比べる。
そういえば、石川となにか誤解があるようだからと無理矢理に部屋を変わったのは後藤だった。後藤と同室だったのは、市井。そして明日は最終日──市井が娘。としていられる最後の日だった。なにもこんな日にわざわざ部屋を変わることはないだろうに──それとも。
それとも、今日だから? 今日だからこそ、なのだろうか。
「ああ……」
後藤は市井に満面の笑顔で応えた。
「なんかね、うん、いいカンジに誤解も解けたみたいで。ねっ」
がしっと後藤に肩を抱き寄せられ、石川は一瞬頬を引きつらせた。
「あんまし、そういうふうにも見えないけど?」
市井は、石川の表情を見逃さなかった。
「そうなの?」
後藤は、石川の顔のぞき込んだ。少しだけ表情を曇らせている。本当に、心から心配しているふうに。
──うそつきな顔で。
- 39 名前:某スレの156 投稿日:2000/07/09(日) 17:52
- さりげに昼間に更新してますね。
- 40 名前:某スレの156 投稿日:2000/07/09(日) 17:52
- ミスった・・・
- 41 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 17:55
- 小説はっきり言ってつまんないよ?
一番気持ち悪い系統
- 42 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:02
- >41
中卒の君には難しいかい?
- 43 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 18:10
- 君たちは何かい?こういう小説読んでニヤっとしてるのかい?
いや〜こういう人種がまだ生存していたとはね・・。
- 44 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:11
- 世界標準カモメール
- 45 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 18:13
- 小説系はぜひとも自殺してください。社会のためです。
- 46 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:16
- >45
鴨にバカにされたのがそんなに恥ずかしかった?
IPみりゃわかるんだからヤメとけって。
- 47 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:16
- てめーに言われた所で状況はかわんねーよ
楽しんでる奴もいるんだからあげんなよな〜
- 48 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:18
- こうやってまた偽鴨に騙された奴が、
新たな偽者へと・・・
マジで鴨の思う壷じゃねえかよ。
- 49 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 18:19
- 46=加茂
- 50 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:21
- ケーブル?
- 51 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 18:21
- カモに踊らされるなって・・・
偽者やっても喜ばせるだけだぜ。
- 52 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 18:23
- ハウ
- 53 名前:カモメール桐原 投稿日:2000/07/09(日) 18:24
- 本物ですけど・・・。
みんな何がしたいんでしょうね・・・。
- 54 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/09(日) 20:19
- >>39-53
読んで面白くないと思われてる方は、上の通りどうかご遠慮なくお書き込みください。
その際、面白くない理由を日本語で並べて頂けると有り難いです(もっとも、小説=
気持ち悪い系統程度の感想であれば、鈍い僕にとっては一般論にしか映らず、へこみ
ようもございません。何番の書き込みの○○が気持ち悪いとか、そういう具体的な指
摘であればへこみかたもまた格別かとは思われるのですが……ご考慮ください)
>>53
私にはとんと見当も付きませんが、なにかの機会の折にでもご感想などを頂戴できる
と嬉しいです(すでに名無しさんで書いた別のネタで感想を頂いてはいるのですが)
>>33-38
余計な部分を読み飛ばしたい方は上の数字をクリックしてください。
- 55 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 20:59
- 面白いです。続ききぼーん。
- 56 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/09(日) 21:03
- ずっと見てます、これからも楽しみに待ってますね
- 57 名前:某スレの156 投稿日:2000/07/09(日) 21:05
- ごめんね、俺がミスってあげてしまったばっかりに・・・
- 58 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/09(日) 22:12
- いやどうも……面白いと思ってる方は書き込まなくていいんで(汗
>>57 このスレの最初のほうを読めばわかるように荒らされるのは私になにか問題があるのでしょう。お気になさらず。
- 59 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/10(月) 04:32
- 「……すみません、お先に失礼します」
ペコリと頭を下げて、石川は肩を大きく揺らして後藤の手を無理矢理振り切ると、踵を返した。
「………………」
もの問いたげな表情の吉澤と視線が合う。
「………………」
石川は目を伏せて、足早にそこから立ち去った。
「アハハ、フラレちゃった」
背後では後藤の脳天気におどける声が追いかけてくる。
「フラレちゃったって、あのねえ、なんだってそこまで嫌われちゃってんのさ、後藤。アンタなんかしたんじゃないの?」
「んー…愛情表現全開してるんだけど、なんか受け入れらんないみたいで」
「ギャハハ、なにそれー? 愛情表現て」
「んー? やっぱそりゃー好き好きラビューンって」
「アンタそれ裕ちゃんじゃあるまいし……。ひかれてんだって。石川が穏和しいからって調子のってんじゃないの」
「そんなことないって。ちょっと照れてるだけなんだって。絶対仲良くなってみせるってば」
「無理だね無理無理……」
明るい笑い声が胸に刺さる。
どうして後藤が、あちら側にいれるのだろう? 石川がいたたまれない、あの明るい場所の側に?
- 60 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/10(月) 04:56
- 「なに暗い顔してるん?」
ふいに声をかけられて、弾かれたように石川は振り返った。
「ここ。こっちや」
暗がりから高い声が掛けられる。階段の非常灯に揺れる、二つにまとめられた明るい色の髪──
「あいぼん? なにしてんの、そんなとこで」
加護はぴょこんっと腰掛けていた階段から立ち上がって、軽くボトムをはたいた。
「んー? なんや梨華ちゃんが部屋から出てくんが見えたから、戻ってくんの待ってた……」
「どうしたの? なにか用? 後藤さんなら……」
「や。用とか、そんなんとはちゃうねんけどな」
石川の言葉を遮るように、加護は早口に言った。
「あんな……」
石川の前に回り込んで、加護は石川の目をじっとのぞき込むようにする。
「なに?」
「なんか梨華ちゃんな、悩んでることあるのんとちゃう?」
ずばりと切り込んだ加護に、石川は思わず目をそらせた。鋭い。
「……べつに」
「そうなん? 大丈夫なん?」
「……やだな、あいぼんの考えすぎだよ」
「なら…、ええねんけど」
加護は視線を床に落とした。そんな加護の両肩に石川は手を掛けた。
「それよりさ、あいぼん、ホテルのなかってスリッパで歩きまわっちゃいけないって知ってた?」
「知らん。ってか、梨華ちゃんやってスリッパやん」
「あたしもさっき聞いたんだもん。も、部屋もどろ。ね? 朝起きれないよ? もう眠ろ」
「……せやな。おやすみ」
「おやすみ」
パタパタと自分の部屋に戻る加護を見送ってると、くるっと加護が振り向いた。
「あんな、辛いこととかあったら我慢せんときや。うちが──うちみたいな子供やったら頼りにならんかしらんけど、みんないてるし……せやから!」
大きな声で言った加護に、石川は苦笑して人差し指を唇の前に立てた。静かに。加護は唇を噛んで黙り込んだ。
「ありがとね、あいぼん」
「…………」
加護は、なんだか少し悲しそうな顔で部屋の扉を閉めた。
- 61 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/10(月) 05:03
- age
- 62 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/10(月) 05:06
- name
- 63 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/10(月) 08:20
- sakujo
- 64 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/10(月) 08:23
- 合体したらマジでつくっていいよ、保田本
印刷屋さんなら知ってるところもあるし
需要が集まればだけど(わら
当然1冊は保田圭さんに送ります。
保田
- 65 名前:お初です〜 投稿日:2000/07/10(月) 09:32
- これおもろいっすよ。専門板には行ってほしくないな。
なんかあそこは独特の雰囲気でちょっと・・・ね。
- 66 名前:名無しさん 投稿日:2000/07/10(月) 10:47
- 荒らされても続けてくれるロケン朗殿に敬礼!!
- 67 名前:(・x・) 投稿日:2000/07/10(月) 12:31
- 面白い。作者さんえらい。
- 68 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/10(月) 13:53
- 教育を終えたレベルの人ならわかることだと思うんですが...。
あのコピペ貼りは、この議論に関しては
あなたが考えているより(そしてあなたより)ずっと奥深い意見を持っていますよ。
よく考えてみてください。
自分一人で考えてわからないのなら
ICQ仲間やチャット仲間に、
友達がいない場合は子どもなんでも電話相談室にでも聞いてください。
答えはすぐに出ます。
9 名前: なっち 投稿日: 2000/07/10(月) 13:36
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< ! はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・
( ) \ ははははは!はははははっ!
| | | | うぉうぉうぉうぉうぉうぉあーあーあーあー
(__)_) | きゃははははは
| うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!
| だえきまみれぇーにしーぎゃうぎゃう
| あおざめたーからうぎゃう
| しかいにへぎゃうりつきー
| あおざめたるりしーぎゃうううう!
| むじぉにもじゃんしゃんぎゃぐおおおお!
| みじかしーいのぐおぎゃうぅぅぅぅ
| さいごにみたーきおくぅおおおおぉぉ
| わらうきみ〜きゃはははは!ぎゃぎゃめ!
| さゃい!ゆがーまわるなぐきゃぁ〜!
| さゃい!ざんごぐぉきのまぎゃぎゃー!
| さぁい!ぱぁうぁすりぃぷぎゃぅ!
| さぁい!わああすりぃぃらうぉ!
| ぎゃうぎゃうぎゃうぎゃうぎゃう!ですぁじゃう!
| うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃうおおおおお〜〜〜〜!
10 名前: のの 投稿日: 2000/07/10(月) 13:36
2さん2さん なぜわかったのですか わたしいままでひとりでかいていて
つらかった くるしかった さみしかった こわい こわかった こわかったです
ありがとうわたしうれしい あなただれかわかりました ありがとう2さん
あなたのうちわかりました ありがとう2さん
わたしたちはともだち ともだち いっしょうともだち
もうはなさない けしてはなれない これからいきます おはなしします
こわかったこと すごくこわかったこと まっていなさい すぐいきます
11 名前: 田中らぼたもち 投稿日: 2000/07/10(月) 13:39
って本人かどうか判別するのなんて不可能に近いやはははは
12 名前: 田中らぼたもち 投稿日: 2000/07/10(月) 13:41
ということでなにか本人らしいことを書いてくださいませ
13 名前: 本人 投稿日: 2000/07/10(月) 13:42
こんにちは。
今まで会ったことも無いどころか、存在しているかどうかすらわからない人格に対して
よくもまあ親しげに話し掛けられたものです。
...その口調!
普通の人、常識という言葉を漢字で書くことが出来る程度に普通の人であれば、
そのような口調で他人に話しかけることが
- 69 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/10(月) 21:37
- たるいコピペだなぁ。自己陶酔入ってるよ。
- 70 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/11(火) 01:02
- 応援してくださる方、有り難たくないとは言いませんが、応援の書き込みはどうかご遠慮ください。
このスレはアラシと僕と二つにヒトツ、二人(以上かも?)の熱い夜ってことで、どうかおひとつ!!
>>64 ……誰? もしかして僕は保田本を作るんでしょうか……。作れと言われたら、そら作れますけど……。本人に送るっつーのは遠慮させて頂きたい。つーかそれってイヤガラセ以外の何者でもないのでは……
>>65-67 有り難うございます。この次は、面白くなくなったら是非書き込んでやってください。
>>68 恥ずかしながら僕は高卒で劣等生だったので、正直理解しがたいです。小説でこのスレだけ荒らされているところを見ると、盛んにfire7氏のURLを貼られたにもかかわらず小説系スレを標的にした荒らしではなく僕個人を標的にした荒らしであることは、頭の良くない僕にでもわからないでもないです。心当たりときたら、こないだ終了させたスレぐらいしか思い浮かばないのですが。いい気になるなという意味に捉えています。そういう意味ならお言葉通りだと思います。
>>69 はぁ、どうも申し訳ありません。
とりあえず終了させないと気持ち悪いんで、2ちゃんねる上で終了はさせます。無論、荒らして頂いても構いません。黄色い狛犬氏の言葉通り、詰まらない小説はガンガン荒らされればいいんです。ここが荒らされても、それは詰まらない小説を書く僕が悪いんで、他の方はあまり気になさらないで頂けると嬉しいです。それでは。
- 71 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/11(火) 02:14
- 気休めかもしれませんが・・・
私、面白いと思いますよ。頑張って続けてくださいませ。
- 72 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/11(火) 02:17
- あっ、いや、お気遣いどうも。でもホント、僕は荒らしは割りと好きなんでお構いなく。
- 73 名前: 投稿日:2000/07/11(火) 03:09
-
- 74 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/11(火) 04:03
- 部屋に戻ると、真っ先に寝乱れたベッドが視界に入って石川を憂鬱にさせた。
とりあえずミネラルウォーターと烏龍茶を冷蔵庫の中にいれ、みじめな気分でシーツを整えて、手早くベッドメイキングした。
眠ろう。
眠ればきっと、この悪夢も終わる──。
ガウンを脱いでジャージに着替え、電気を消してベッドに身を滑り込ませる。目をつぶればきっと明日だ。明日を乗り越えれば家に帰れる──
途端、部屋の扉が開く。心臓が跳ねた。
後藤だ。
石川は毛布の中に縮こまって息を殺した。
ああ、早く眠りのなかに逃げ込めるといいのに!
- 75 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/11(火) 04:19
- 石川は膝を抱くようにしてまるくなった。
──もういやだ、かんべんしてよ、たすけてよ、だれかたすけてよ──
吉澤の、加護の、矢口の、市井の顔が脳裏に甦る。なりふりかまわず誰かを巻き込んでおけばよかった! この長い夜を一人っきりで耐えるなんて、ぞっとする。
足音がパタパタと近づき、スプリングの軋む音がした。背後にへこみを感じる。後藤が石川のベッドに腰掛けたらしい。
ふわっと、後藤の手が石川の髪を撫でる。石川は動揺を表に出さないようつとめて注意を払った。後藤に起きていることを気取らせてはならない。後藤の手は何度となく石川の髪を梳いた。暖かい手だった。ふとその手が止まる。それから。
その手は頬を辿り、石川の唇にそっと触れた。一瞬だけ、そっと。
弾かれたようにその手が退けられ、後藤が石川のベッドに潜り込んできた。石川は思わず息を詰めたが、恐れていたようなことは怒らなかった。
深い深い寝息が背後から聞こえる。
「……なんなのよ、もー……」
身を起こして背後を振り返れば、そこには膝を抱えてまるまったようにして眠る後藤の姿があった。
溜息をついて石川は起きあがると、後藤に布団をかぶせた。
そしてもうひとつのベッドの上で、泥のように眠った。
- 76 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/11(火) 04:26
- age
- 77 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/11(火) 10:36
- ロケン郎ッ最高
- 78 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/12(水) 03:39
- 息苦しさに目を覚ましてみれば。
腕。
後藤の腕が石川の胸の上にあった。ブラインドの隙間から落ちる朝日に目を細める。
「んんー……」
意味不明な唸り声をあげて、後藤は寝返りを打った。ぶん、と腕が胸の上からどいたので、石川は自由になった上半身を起こす。枕元の時計は5時半を差している。集合時刻まであと2時間半もある。それまでに身支度を整えて朝食を摂っておかなければならない。
今日のスケジュールは武道館でのコンサートと終了後の記者会見しかはいってない。穏やかなものだった。
ぎゅっ、っと絡んだ後藤の足が石川の足を締め付けた。一瞬身を強ばらせたが、起きる気配はない。
寝間着代わりのジャージを改める。変なことをされた形跡はないようだ。どうやら夜中に一度目が覚めた後藤が、石川を求めてベッドを移動したらしかった。
(……抱き枕じゃないんだから……)
苦笑して石川は、絡まれた足を抜いて、ベッドから降りた。部屋の空気はひんやりとしていて気持ちが良く、後藤に暖められた身体の熱を冷ますのに丁度良かった。
「うー……」
後藤はまた、寝返りを打つ。少しうなされているようだ。二、三歩後藤のほうへ近づき、石川は頭を振った。
(……べつに関係ない)
石川は、くるっと方向転換すると、バスルームに向かった。
- 79 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/12(水) 04:06
- 手早く身支度を整え、部屋の外に出て深呼吸してはじめて、石川はホッとした。
息を吸い込むたびに自分が内側から空気のように透明に浄化されていくような気がした。
──6時。朝食にはまだ1時間ばかり早い。
1階に降りてホテルの中にあるコンビニエンスストアをぶらっとした。
有線放送はちょうどハッピーサマーウェディングが流れていた。少しばかり首をすくめたが、早朝なせいか気付く人は誰もいなかった。
「あれえ? 石川?」
ファッション雑誌と中国茶と飴を選んでレジに並んでいると、背後から声を掛けられた。飯田だった。
「おはようございます」
「おはよー。ずいぶん早いね。どうしたのー?」
「なんか目が覚めちゃって…。飯田さんこそ早いですね」
「んー…、早起きは三文の得…」
「アハハ」
- 80 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/12(水) 08:03
- うーん、何かちょっといい展開。楽しみ。
- 81 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/12(水) 14:58
- おいおい、石川!!なにちょっと後藤のこと気にしてんだ?
なんだかんだいって好きなんじゃねーのか?
- 82 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/13(木) 05:09
- 「すっかり暑くなってきましたよね」
「ほんとー…まだ5月なのにねー…でも、こんなとこあったんだねー」
「部屋から見えたからチェックしてたんですよ」
「へー…よく見てるねー。石川えらいっ」
雑談をしながら、石川と飯田はホテルの中庭を歩く。石川たちが泊まってるホテルは、ビル街の真ん中にあったが、複数の棟に囲まれて中庭があった。日当たりはそんなによくはないが、植え込みなどは丁寧に剪定されており、憩える空間となっている。
「なんかおちつくねー」
飯田は喜んでベンチに腰掛けると、目をつぶって深呼吸をした。
「そうですねー……森林浴みたいっていうか」
隣りに腰掛けた石川がふと視線をあげると──
後藤がいた。
空気を入れ換えていたのだろうか、窓を大きく開いた部屋から中庭を見下ろしている。
「………………」
後藤は石川と視線が合うと、露骨に顔を逸らしカーテンと窓を閉めた。
「やっぱ自然はいいねー、おちつくっていうかー、やっぱさー三文の得? ……ああいうー」
飯田の言葉が耳に入らず、石川は曖昧に相槌を打った。
- 83 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/14(金) 00:22
- >81さんの言う通り、後藤の事を気にしてるのか石川?
- 84 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/14(金) 01:23
- 加護登場希望
- 85 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/14(金) 03:36
- すみません。終末にはなんとかしたいと思います。
- 86 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/14(金) 12:59
- 後藤はなんかいやな過去を背負ってそうだな。
- 87 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/15(土) 19:40
- 「……」
「……」
ふいに会話が途切れた。風が植え込みを揺らす。ぎっしりと密集した葉が苦しげにざわめいた。
石川は考えるともなしに後藤のことを考えた。楽屋とかでの態度を見る限り、後藤と抜き差しならぬ羽目に陥ってるのは自分一人らしい。
(──市井さんともなんか普通だしさ──)
実際のところ何故、自分なのか。
考えて石川は頭を振った。後藤と一緒にいないときまで後藤のことを考えるのは、不愉快以外の何物でもなかった。
時報が7時を告げる。
「あ。もうそんな時間かー。早くごはん食べにいかないと…」
「たしかバイキングなんですよね」
「そうそう。早目にいかないとなくなっちゃう…」
飯田はベンチから立ち上がてスタスタと歩き始めた。
- 88 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/15(土) 20:54
- ほんと、なんで石川なの?
きになるなぁ・・
- 89 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/15(土) 21:06
- 石川はノロノロとホテルに戻った。
朝食用のチケットは部屋のなかだが、自室には戻りたくない。
幸いなことに財布は持って出ていた。
別の店でモーニングセットでも食べようか──
「梨華ちゃん!」
ふいに甲高い声が耳に飛び込む。吹き抜けになったロビーから3階の朝食を摂る予定のレストランが見える。
「どこ行ってたん? 朝ごはんやで」
「あいぼん……あぶないよー」
「へいきへいきー」
身を乗り出すようにして加護が手を振っている。後ろには辻と吉澤の姿も見えた。
「はやくおいでよー」
「チケット、ないし…」
「だいじょうぶだよー。ねー、ごとーさん」
加護が無邪気に背後を振り返った。
「………………」
後藤が加護の後ろから顔を覗かせて、2枚のチケットを指に挟んでひらひらさせた。
「はやく! はやくおいでよー」
- 90 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/15(土) 23:00
- age
- 91 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/15(土) 23:04
- あげると荒らすよ?サゲろ!永遠に。
- 92 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/15(土) 23:13
- Chage
- 93 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/15(土) 23:27
- Aska
- 94 名前:hage 投稿日:2000/07/15(土) 23:29
- http://www.oyabaka.com/picture/images/picture01.jpg
- 95 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/17(月) 02:38
- 「………だよね?」
「え、う、うん…そうだね」
加護がしきりと何かを話し掛けてくるのを、石川は上の空で相槌を打った。焼き上がったばかりのクロワッサンもなんだか妙に味がしない。無理矢理紅茶で流し込むようにして食べる。テーブルの向かいには後藤を挟んで吉澤と辻が仲良く並んで座っている。
「まじ? そんな一杯茹で卵ばっか食べるの?」
「たった3つですよ? 今日は割と少な目にしたんですよねー」
「ひとみちゃん、おおいよー、それぜったいおおいー」
「多くないって。普通だって。それよりのんちゃん取りすぎだって」
「だって… どれもおいしそうなんでも…」
「だめだよー、ののちゃん、バイキングなんだから自分で食べれる量だけ取らなかったら」
石川の言葉に一瞬、テーブルがシンとした。思ったよりキツい声音になってしまったらしい。辻がちょっと困ったような顔をして石川を見ていた。吉澤は困惑したように、後藤は面白そうに石川を見てる。加護の表情は、見えなかった。
「……次からは気を付けてね」
とってつけたように言う。そんな自分に石川は少し自己嫌悪を感じた。
- 96 名前:ロケン郎 投稿日:2000/07/17(月) 02:41
- 「だいたいなんでゴハンとパンと茹で卵とオムレツと目玉焼きにみそ汁にスープやねんな」
パッと加護の明るい声が割り込んだ。
「どれもおいしそうだった…」
「もーっ、こーゆーんは和食とか洋食とかな、コンセプトを絞って選ぶんのがセオリーやんか」
「セオリーて…」
「常識いういみや」
「あいぼん、それは違う…」
一気に、場の雰囲気が変わって石川はホッとした。
- 97 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/20(木) 04:48
- ん?続きよみたい
- 98 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/21(金) 03:13
- 同じく、待ってるよん♪
- 99 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/21(金) 09:18
- つづき
- 100 名前:名無しさん@1周年 投稿日:2000/07/21(金) 09:19
- got100!
read.cgi ver4.20 (2001/7/31)