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小説「星を継ぐ者」
1 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/12(土) 11:38
石川が主役の小説です。日時的には武道館コンサートのあたりです。
■過去ログ
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=morning&key=960213593&st=1&to=33
http://members.xoom.com/monaka01/saki/962998687.html

2 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/15(火) 22:14
がんばれ〜

3 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 00:00
かかんのか!

4 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 03:09
マジで続き頼む。

5 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 03:27
待ってるぞ!

6 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 16:42
この場所しんないんじゃないの・・?

7 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 19:01
じゃあ1は誰?本人じゃないの?

8 名前: ♪削除しました♪ 投稿日: ♪削除しました♪
♪削除しました♪

9 名前: ♪削除しました♪ 投稿日: ♪削除しました♪
♪削除しました♪

10 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/16(水) 19:47
本人っす。1週間以内には更新しますんで、どうかご容赦を。

11 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 22:25
ああ…よかった。
おとなしく待ってます。

12 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 22:34
了解!

13 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/16(水) 22:59
期待してまっす。

14 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/17(木) 01:31
本人さんだったんだ!よかったぜー。安心した。

15 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/17(木) 06:08
疑ってごめんネ!続き待ってるよ

16 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/21(月) 23:27
 廊下で加護と二人でハッピーサマーウェディングの振り付けを確認していると、通りがかった元からのメンバーが色々とアドバイスをくれた。例えば飯田は実に丁寧に難解なアドバイスを送ったし、例えば保田は簡潔にズバズバと欠点を指摘するだけはして解決方法を示さずに立ち去ったりした。その喧噪はどこか文化祭前に似ていた。
「っと、危ないよ」
 加護の伸ばした手を避けながら、市井が二人に声を掛けた。
「練習? ハピサマ?」
「ん、そう!」
 元気よく答えた加護の袖を石川は控え目に引っ張って囁いた。加護はまだ敬語の使い方がサッパリで、部活動で上下関係と敬語については叩き込まれている石川をハラハラさせた。
「はい、そうです、でしょ」
「もー、わかってるよー。はい、そうです!」
 小声で囁き返して、元気一杯に言い直す加護。市井の肩はかすかに震えていた。
「いつもそんなふうなの?」
「え、や、いつもってわけじゃ……」
「いつもいつも! もー梨華ちゃんうるさくてやんなっちゃう」
                     「……ないです」
 石川が答える途中で、加護が遮るように早口に言う。今度は市井は隠さずに爆笑していた。

17 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/22(火) 02:05
やったー!続き待ってました。
マジで期待してまっせー!

18 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/22(火) 03:35
「そうだ、ね、1回踊ってみせてよ。見ててあげるからさ」
「え。でもいいんですか? 時間のほうは」
「大丈夫、ちゃんと確認してるから。やらないの? やらないならもう行くよ?」
「やりますっ。ね、あいぼ……。……」
 市井の言葉に石川は勢い込んで答えて振り返った。
 すでに横にいたはずの加護の姿はない。市井と話していたわずかな時間に退屈して別の場所へと移動していたのだった。
「……またあ……せっかくなのにフラフラしてんだから……あ、あの、いつもは真面目なコなんです」
 言い訳をしながらチラリと見た市井の肩は震えていた。どうやらウケているらしい。
「ま、いいじゃん。じゃあマン・ツー・マンで見てあげるよ」
「ありがとうございます」
 石川は深々と礼をした。

19 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/23(水) 03:13
このマン・ツー・マンが今後の展開に影響を与えるのか?
んなこた〜ない!
ほんと、続き書いてくれよかった〜。

20 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/23(水) 04:39
「あ、そこのステップんとこ腕が無駄な動きしてる。その動き要らない」
「ここですか?」
「そうそう。動きにくくない? ここを、こうすればホラ、キレイっしょ?」
「あ。ホントですね。なんでそんなヘンな動きしちゃうんだろ」
「夏先生の振り付けって結構ねー意外なとこで落とし穴あるからー」
 などと踊りの練習を十数分も続けて一通り確認し終わったところで、石川は深々と礼をした。
「どうもありがとうございました」
「んー、いいって。気にしなくても」
 市井は鷹揚に手を振って、フッと真顔に戻った。
「ところでさ、石川。後藤となんかあったの?」

21 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/26(土) 06:00
 ──また後藤。石川は心臓のあたりがスーッと冷えていくのを感じた。脈拍は早くなったのに、なんでだろう、胸の真ん中が無くなったような気がした。
「なんで、ですか?」
「や。なんか一昨日あたりから二人とも態度おかしくない? なんか石川、不自然なほど露骨に後藤を避けてるし──アタシの考え過ぎかな?」
 市井は、真顔だったのを、最期でふにゃっと笑顔にした。石川は大きく息を吸い込んだ。
「──考えすぎじゃないです」
 何を言おうとしているんだろう? これを言えば取り返しがつかなくなることを石川は知っていた。だけど、この人はいなくなる人だし。もういい加減苦しいし。
 SOS。
 石川が口走ったのはまさに苦し紛れのそれだった。
「あたし、後藤さんにレイプされたんです」
 明るい陽差しの中で、市井の顔が「はぁっ?」とで言いたげな、妙にポカンとした間の抜けた表情になったのを、どこか他人ごとみたいに石川は眺めていた。

22 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/26(土) 06:43
「……冗談ばっか」
 市井は石川の台詞をどう捉えていいか戸惑ったふうに呟いた。額に手をあててるところをみると、今の情報を反芻してるのかもしれない。
「冗談じゃありません。本当ですから」
 畳みかけるように石川が続ける。
「真顔で言われても全ッ然笑えないんだってば」
 食い下がった石川にムッとしたように市井。
「笑わせようとしてません。一昨日の夜、目が醒めたら後藤さんがあたしの上に乗っていて、それで後藤さんが」
 パン。
 軽い音がして、視界が市井の顔から廊下になった。頬にジンとした痛みが走る。石川は頬を押さえて市井を見返した。市井は戸惑ったように自分の手のひらを見ている。殆ど反射的に市井にビンタを張られたのだ。
「どうして撲つんですか?」
「──アタシの仲間を侮辱しないで」
 市井はギュと手を握って、石川を睨んだ。反射的に行った行動の合理的な説明を見つけ出したらしく、市井の顔にはすでに戸惑いの色はない。あるのはただ怒り。それも自分に向けられた──石川は唇を噛んだ。

23 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/26(土) 07:22
「ホントだよ? 一昨日あたし部屋いったしさ?」
 ふいに背後から抱きしめられた。がっしりとした腕にしっかり首をホールドされる。ふわっと化粧品と香水の入り乱れたいい匂いがした。
 振り返らなくても、石川には誰がいるのかわかった。
「後藤……ホントって……」
「えへへー。やっちゃいましたー。昨日もね、ちょっと」
 少しも悪びれずに後藤は答えた。市井も石川も二の句がつげない。
「ひとときたりとも離れたくないって言うのかな、行動がさあ先走っちゃって──あ、そうだ証拠見せたげようか? 見たい?」
 後藤はするっと石川の服に手を掛けた。
「あのね、首筋のとこと脇のほうにキスマークを結構たくさんね」
 そのまま脱がせようとする。市井は思わず後藤の腕を掴んで辞めさせた。
「や。わかったから。もういいから」

24 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/26(土) 22:27
まさかこんな展開になるなんて・・・
後藤は市井に対して当て付けのつもりで石川を?
これからどうなるんだ?すげぇ〜、気になる!!

25 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/28(月) 10:12
微妙でどうなるのか・・早く続きみたい・・。

26 名前: ななすぃさん 投稿日: 2000/08/29(火) 02:27
最近、痛い後藤さんが多いですね・・・。
でもなんか、似合うから仕方ないな、もう。

27 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/29(火) 04:58
「──……」
 市井は、言葉を捜すように後藤から視線を逸らせた。
 廊下の向こうからざわめきが聞こえる。
 後藤の腕はゆるく石川の肩にかかり、丁度胸のあたりで組まれていた。その右手首を握った左手の指の腹が力を込め過ぎて潰れているのが、チラリと石川の視界の端に入った。肩に乗せられた部分からかすかな震えが伝わってくる。
 ──このひとは市井さんが好きなんだ。
 石川はストン、と納得した。
「……やだぁ、市井さん。本気にしたんですか?」
 声が喉に張り付いて裏返る。自分でも言おうと思ってなかった言葉がするっと口から漏れた。バカじゃないの? 殴られ損じゃない? ──だけど。
「冗談ですよ、冗談……」
 後藤を振り返る。ポカンとした表情で後藤は石川を見返した。この人は──紛れもなく自分を庇ってくれたのだ。石川は自分の中に出てきた感情に混乱した。後藤が市井を好きだとわかった途端はじめて、後藤に対して初めて暖かい感情が沸き上がったことに。矛盾している。すごく矛盾してる。
「何言って……」
「ねっ、……後藤さん」
「……うん……」

28 名前: ブラック 投稿日: 2000/08/29(火) 11:11
すごい展開ですね。次がたのしみです

29 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/08/30(水) 00:08
うわうわ〜、これからどうなるんだ!?
石川〜、後藤〜、市井〜。うわ〜!!!

30 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/30(水) 04:21
「や……だって……」
 市井は髪を掻き上げて二人を見る。
「すごい演技力でしょ? 女優になれるかなあって。少し興味あるんですよね演劇」
 重ねた石川の言葉はかすかに震えていて、台詞の内容を裏切っている。案の定、市井は訝しげに石川を見返した。
「ねぇ後藤も? 後藤も共犯だったの?!」
 勢い込んで早口に市井は問うた。ビシッと人差し指をつきつけて。後藤はずいぶんびっくりしたらしく、石川の首をぎゅうっと抱きしめた。それから、石川の肩に額をくっつけて──爆笑、していた。
「市井ちゃん面白すぎだよぉ……めちゃめちゃ面白い……」
「おもしろ……って、だって、だってレ……!」
 思わず大声でやばい台詞を口走りそうになって、慌てて市井は言葉を切った。
「アレってだって……普通そんなこと言う?! 信じらんない! もーっ!!」
 市井は怒ったように踵を返すと、後藤の臑に軽く蹴りを入れて早足て立ち去った。なんか、時計の秒針のような人だなって石川は思った。

31 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/08/30(水) 04:34
「……ごめんね? ほっぺた、痛くない?」
 半ば首を締めるように石川を後ろから抱きしめた後藤が、顔を上げずに囁いた。
「後藤さんに謝ってもらうことじゃないし」
 硬い声で石川は返す。
「でも──でもごめん」
「……」
 息苦しいほど抱きしめられて石川は無言になった。前ほど嫌には感じない。どうして後藤が自分の言ったことに合わせたのか、そのことがふいに気に掛かった。
「……なんでホントのこと言ったんですか?」
「だってホントのことだし」
 後藤の応えは風になびく雲のようにとらえどころがない。

32 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/09/09(土) 11:01
そろそろ、続きをお願いします。

33 名前: りかっちょ推進委員会副会長 投稿日: 2000/09/18(月) 20:42
そろそろ続きかいてみそ?(寒)
お願い!・・・たのむっちょ。

34 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/09/29(金) 23:34
更新お待ちしております。

35 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/03(火) 08:27
おお、こんな所にあったんだ。
ようやく見つけたよ。がんばって

36 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/09(月) 00:18
作者殿応答願います。

37 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/09(月) 00:19
さげきかんのか?あげちった。

38 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/17(火) 00:57
一ヶ月以上更新無しか…。忙しいのかな?

39 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/17(火) 08:04
あまりにも更新なかったら誰かが
続きを書いていいってことはないですよね。

そんなことがないように作者さん
コメントだけでもお願いします。

何もレスがないと
勝手に続けちゃいますよ。

40 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/18(水) 00:14
作者じゃないけど、↑それはやめて欲しい。
ロケン郎さんの文で続きが読みたい。
気長に待とうや。

41 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/19(木) 18:30
>39
新スレ立ててやってくれ。
読みたい。

42 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/19(木) 23:47
そうか新スレを立てちゃえばいいのか。
でも2chとここ、どっちがいいのかな。
予定では「実は市井が極悪」か「受け入れる石川」のつもり。
他にアイディアないですか?
展開募集中ってことで。

43 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/20(金) 00:08
2chは荒れるからここがいいよ〜。

44 名前: 一読者 投稿日: 2000/10/20(金) 00:54
>>42
新スレ立ててやって欲しいが、展開先に書かれると
読む楽しみが半減なので出来れば止めて欲しいんです
ちなみに「星をみるひと」の方はどうする気でしょうか?

45 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/20(金) 01:17
>>44
「星をみるひと」もあったね。
自分の力量じゃそこまで手は回せなさそう。
というか作者の方に続きを書いてもらうのが一番なんだよな。
展開は告知するんじゃなくて、ヒントというか選択肢を出して
どれかの方向に進みますよと。それでもやだ?

46 名前: ロケン郎 投稿日: 2000/10/20(金) 05:25
>>39 どうぞ私にお構いなく続けて頂いて構いません。言論と創作は自由です。
>>43 いつdat化しても構わないならば2chもアリだとは思うのですが……いま、
2chで長編小説のスレッドを立てるのはツライかもしれませんね。

なんと言えばいいのか……因果応報の言葉が身に染みますです。

47 名前: 一読者 投稿日: 2000/10/21(土) 02:02
>>45
いやいいと思いますよ。頑張って下さい。
>>46
ご本人は続ける気はないんでしょうか?

48 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/21(土) 02:16
>>46
続きを今も期待し続けています。
「因果応報」って、過去に何かあったんですか?

49 名前: 40 投稿日: 2000/10/21(土) 21:16
気長に待つんで、ロケン郎さんに書いて欲しい。
その気になったら書いて下さいよ。
一読者の意見でした。

50 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/22(日) 19:47
>>40
同じく。
もちろん別の人のってのもそれはそれで面白そうだし、
否定する気はさらさらないが…
やっぱりロケン郎さんの文章で見たいってのはあるな。
いやこれもあくまで一読者の意見ですが。

51 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/10/23(月) 23:57
sage機能がついたようですので、
更新お待ちしています。

52 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/11/03(金) 00:00
もう書くの辞めちゃたったんですか?
それともいつかまた書き始めるんですか?
作者さん応答を…。

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